EVAとなって永遠に生き続けるのはユイさんの"夢"だけど、"罰"でもあるのだろうか?
ネタばれ感想
※詳細なストーリーなど、作品の内容について書かれています
冬月「ヒトが神に似せてエヴァを造る・・・これが真の目的かね?」
ユイ「はい。ヒトはこの星でしか生きられません。でも、エヴァは無限に生きていられます。
その中に宿る、ヒトの心と共に・・・。
たとえ50億年たって、この地球も、月も、太陽すらなくしても残りますわ。
たった一人でも生きていけたら・・・。とても淋しいけど、生きていけるなら・・・。」
冬月「人の生きた証は永遠に残るか・・・。」
第26話「まごころを、君に」 ユイと冬月のセリフより
「THE END OF EVANGELION」は一度しか観られなかったのですが、
それでも十分、各シーン各セリフは鮮烈に脳裏に焼きつきまして、
特にこのラスト直前の二人の会話から読み取れる
ユイさんの大いなる"想い"が、
宇宙のロマンというか人の業というか・・・、
なんだかすごく心に響きました。
EVAってそんなに丈夫なんだ!
というのがまず驚きでしたね(笑)。
科学番組とかで、
およそ50億年後には太陽が寿命を迎え爆発するのは確かに聞いたことがありますが、
そんな爆発にも耐えちゃうんですかね~。
でもちょっと疑問。
もしATフィールドを使って耐える場合、
パイロットがいなくてもEVAはATフィールドを展開出来るのかな?
その頃にはおそらくシンジくんはもういないだろうし・・・・・・・・・。
と、ちょっと余計なツッコミぎみの疑問はさておきまして。
"たった一人でも"永遠に生きていく決意をしたユイさんには
その意志の強さと人類への愛情にものすごい尊敬の念と抱くのですが、
その反面、EVAを生み出した"罪"に対する"罰"を
自分に課したのではないかと思えて悲しくなります。
シンジくんの淋しさ、ゲンドウさんの暴走、EVAをめぐる殺戮、サードインパクト・・・、
物語の最後にはシンジくんの意志で人類は再構成の道をたどることになりましたが、
EVAを生み出した代償はあまりにも大きすぎたかと・・・。
ユイさんがどこまで"自分がEVAになった後"を予測していたのかは分かりません。
シンジくんやゲンドウさんを信じていた、
いえ、ユイさんを失って道を誤ってしまっても
それもまた"生きる力"だと優しく見守り受け入れていたかもしれません。
でも大いなる力を生み出せば、やはり大きなしっぺ返しもある事は考えられる訳ですし・・・。
誰もいない宇宙で、たった独り、永遠に生き続ける、ユイさんの心とエヴァ。
私なら気が狂いそうなそんな孤独な世界で生き続けていく事を選んだのは、
やはりユイさんが自らに課した"罰"なのかも・・・と
今日もまたやるせない想いをはせています。
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