映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」(ネタばれ感想)
ネタばれ感想
※詳細なストーリーなど、作品の内容について書かれています
映画後半では大きく3か所で驚きました。
まず1つめは、シンジくんの行動に変化がある事です。
ヤシマ作戦を前にシンジくんはミサトさんに
また使徒の攻撃を受けることが怖いと言い、
さらにミサトさんが安全な地下にいてズルイと文句を言います。
そんなこと思ってても文句なんて言わないシンジくんなので、
この行動には意識の変化?を感じ驚きました。
2つめは、そんなシンジくんへの返事として
ミサトさんが地下の巨人「リリス」のもとへ
シンジくんを連れていった事です。
リリスは、
旧世紀版では終盤まで秘密にされてた超重要キャラなのに、
ネルフスタッフが皆すでにその存在を知っていて
シンジくんももう見ちゃいました(笑)。
(確かにネルフスタッフが知っていたほうがしっくりとします。)
使徒が地下(レベルEEE)に侵入すると
ネルフは自爆する様になっていて、
スタッフはその覚悟をもってネルフにいるのだと
ミサトさんはシンジくんに説明しました。
そしてシンジくんは納得して再び初号機に乗る決意をします。
この一連の場面の間、二人がかたく手をつないでいたことや、
勇気を振り絞って使徒に立ち向かうシンジくんと
シンジくんを見捨てようとするゲンドウさんに
「自分の子供を信じてください」と懇願するミサトさんに、
より強い絆を感じてとても嬉しくなりました。
3つめは、「序」ラストに
カヲルくんと新たな巨人が登場した事です。
第6の使徒を倒し、
シンジくんとレイが微笑んで手を取り合う・・・
あ~、良かった良かったと感動した直後、
月面で目を覚ますカヲルくんが登場しまたも「!!!」に!
第26話でリリスが吹いた血しぶきがかかった月のように
月面には赤い跡があり、
棺が並び謎の白い巨人が寝ている・・・。
前述のリリスは第4の使徒の顔の様なお面をつけているのですが、
月面の巨人は旧世紀版リリスのようなゼーレのお面をつけています。
しかも点滴か輸血をしているようにも見え・・・?
カヲルくんはすでにシンジくんの事を知っているようだし、
「また3番目とはね」と相変わらず意味深なセリフを言いました。
カヲルくんと月の巨人については
「破」以降への新たな謎かけとして、
これら驚きの展開のおかげで
「序」には"「エヴァ」の、別の可能性"への流れを感じ、
そしてシンジくんが愛おしくなりました。
申し訳ないのですが
旧世紀版の後半からシンジくんがよくわからなくなり、
特にラスト、
サード・インパクトを起こしたけど他人の存在の大切さに気付き
リリスを破壊して再生の道を選んだのに、
せっかく再会したアスカの首を絞めている事が不可解でした。
シンジくんとはそこでお別れになったので
私の中ではシンジくんについては
"何をしたいのか分かるようでやっぱりよく分からない人"
になってしまっていました。
だから少しでも本音を話したり、
ミサトさんに協力し勇気をだしたシンジくんの
気持ちや行動が良く分かって嬉しかったです。
・・・といってもまだまだ分かった"つもり"かもしれませんが(苦笑)。
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